公益社団法人 須賀川青年会議所



公益社団法人
須賀川青年会議所
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2021年度 公益社団法人須賀川青年会議所 理事長所信

次代へつなぐ

~新しい一歩を踏み出そう!~




57代理事長 緑川 和幸

【はじめに】

 昨年、我々(公社)須賀川青年会議所は創立55周年の節目を迎えることができました。これは、先駆者たる諸先輩方が、明るい豊かな社会の実現を目的として一歩ずつ歩みを続け、絶え間ない努力と情熱により、誇りある55年という歴史を創り上げてきた結果です。

 しかし、昨年の新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大は世界規模で社会的、経済的に人類のあらゆる尊厳や生命を脅かし、地域社会の要でもある人と人の繋がりをも分断し、依然として私たちの生活に甚大な影響を与えています。

この様な現状にあっても、我々は、これからも歩みを止めることなく誇りある歴史を刻み続け、100周年、さらにはその先に向けて、市民活動の先頭に立って行動するという青年会議所の本来の姿を明確にしていくことが求められています。また、人と人との距離、人と地域の距離が分断された状態の今だからこそ、「間」というものが重要になってくるのではないのでしょうか。「時間」「空間」「仲間」「手間」など様々な「間」は、すべて「人間(ひと)」に繋がると考えます。我々が行っている「まちづくり」や「青少年健全育成」などの事業は勿論、会員数の拡大や組織の運営においても、そこには「人間」が存在するのです。そして、いつ何時も苦難を乗り越え、豊かな時代を築いてきたのは「人間」なのです。

本年は、全てに介在する「人間」を第一に考え、「間」を踏まえたJC運動・JC活動を展開していきます。

【住みよい空間をつくる】 

人が集まればまちができる。活気あるまちにはさらに人が集まる。だからこそ地域の魅力を発信したいと強く考えます。

いわせ須賀川には多くの祭りや伝統行事があり、他の地域に誇れる地場産品も数多く存在し、これらを深く知り、他の地域にPRすることはまちづくりには欠かせません。また、地域には地場の魅力を知り尽くした各種団体が多く存在し、それらの団体と協力し活動することは、我々の活動エリアであるいわせ須賀川をもう一度見つめ直す良い機会となるはずです。そこから新たな魅力の発見にもつながり、これまでとは違ったまちづくりの考えも生まれるものと考えます。同じ思いで活動している団体と共に、協働することでより大きな「ちから」となり、住みよい空間をつくる推進力となるはずです。しかし、コロナ禍の中で、従来の方法では開催や運動が困難であることが予想され、違った方策をしていかなければなりません。それには、皮肉にも新型コロナウイルスがもたらした新しい変化であるSNSの活用が有効だと考えます。人と人が対面することなく共有した時間を過ごすことのできるSNSの活用は、新たなコミュニケーションを生む可能性を秘めています。 

安全で安心して生活できる空間には防災は欠かすことが出来ません。自然災害は年々増加し大規模化しております。個人単位で災害に備えるだけではなく、地域全体で災害に強いまちづくりに取り組む必要があります。

201910月に発生した台風19号による水害は記憶に新しいところです。我々はボランティアとして被災された方の支援にあたり、ボランティア活動を円滑に、また効果的に進めるためには普段から行政や各種団体とつながりを持つことが、住みよい空間をつくる為に重要であるという教訓を肌で感じました。

我々だけで住みよい空間が出来るわけではありません。まちを活性化することも、災害に強いまちをつくることも、多くの団体と協力を図らねば上手く進められないと考えます。

本年は各種団体との共働を通じて住みよい空間を考え、未来へつながる持続可能なまちづくりの方策を模索し、事業を展開していきます。


【仲間を想う時間をつくる】

 今を生きる子供たちは、いったいどんな未来を思い描いているのでしょう。子供たちをどんな人間に育てていくのかは、我々大人次第です。時に厳しく、時に優しく、親が我が子を慈しみ育てるように、地域に住む我々大人も同様に行動することで、子供たちの秘めた可能性を広げることができるではないでしょうか。子供は未来の希望であり、美しい花のつぼみのようなものです。自由で柔軟な発想を育む環境を提供することは、秘めた可能性を開花させるきっかけになると考えます。また、多感な時期の経験は、決して色褪せることはなく子供の成長の重要な要素となり、貴重な体験は、必ずや豊かな心を育んでくれるものと考えます。

 これまで、沖縄県や北海道、神奈川県座間市などから多くの子供たちを招き、地元の子供たちとキャンプなどを通じて仲間をつくる事業を行ってきました。異なった地域や環境で育った子供たちが、集団生活の中で同じ空間、時間を過ごし、お互いを尊重し仲間となることが、成長につながったと考えます。しかしながら、新型コロナウイルスの影響で以前と同じような形での開催は困難が予想され、今後は違った方法も模索しなければなりません。子供たちがお互いの地域の魅力を共有し、尊重することで、例え離れていても同じ価値をも共有する仲間をつくることは出来ると確信します。      

 他地域との交流は、普段の生活の中では得難い経験であり、子供たちにとって新たな発見や私見を広げる良い機会となるはずです。困難な状況のなかでも今まで以上に知恵を絞り、他の地域の想いを同じくする子供たちと時間を共有することで、子供たちの成長の機会を提供していきます。

【手間を惜しまず組織をつくる】

 会議、それは青年会議所の運営の基盤です。質の高い組織運営は、より良い事業を開催するためには必要不可欠なものであり、総会・例会・理事会などの各種会議を確実に運営していくことは、事業成功の要です。更に、目的達成のためにはメンバー一人ひとりが主体となって参加し、当事者意識を強く持つことが重要です。

本年度は、新型コロナウイルスの影響で人の密集を避ける観点から、これまでのようなface to faceの会議開催が困難と予想されます。そのような状況だからこそ、我々は前に進むためにやるべきことは沢山あります。昨年は須賀川青年会議所発足以来、初のオンラインによる理事会を開催しました。デジタル化、IT化は我々に新しい可能性をもたらしています。現代のIT技術の進歩や多様化するSNSなどの利用は、瞬時に離れた時間と空間をつなげ、情報の共有化を図るには非常に有効であったと考えます。

 2020年度、新型コロナウイルスの影響により多くの事業の開催を断念せざるを得ませんでしたが、沈んだ雰囲気を払拭すべく、55周年の記念事業として花火を活用した事業を開催しました。それと同時にYouTubeチャンネルも開設し、我々は新たな情報発信のツールを得ました。近年、動画での情報発信は大きな影響力をもっており、幅広い年齢層に親しまれています。これを活用していくことは、我々の運動活動を発信するほか、JCの魅力の発信にも有効だと考えます。

我々は自己のPRが不得手であり、我々のJC運動・JC活動の認知度は決して高いものではないと感じています。様々なツールを活用し情報を発信していくことは、我々の認知度を高めるのと同時に共感者を得る非常に有効な手段であります。その為には、メンバー全員がJAYCEEとして自らのJC運動・JC活動を深く理解すると共に、時間と手間を惜しまず広報活動にも注力することが重要な鍵となります。

 個にして全、全にして個。一人ひとりが志を高く持ち、自信を持ってJC運動・JC活動を展開できるよう、確実な組織運営に注力します。

【新たな仲間をつくる】

 日本が少子化社会になって久しい中、(公社)須賀川青年会議所の会員数の減少も顕著になっています。私が入会した6年前に比べ現在は会員数が3割減少し、会員の拡大が引き続き重要です。 これまで会員の確保に消極的だった訳ではなく、減少していく現状に手をこまねいていた訳でもありません。勧誘の手法、我々の意識、そして新たな仲間が求めているものは、時代と共に変化していきます。今までの拡大活動だけではなく、このコロナ禍だからこそ新たに手に入れたツールを活用し、より多くのJC運動・JC活動を広報し認知されることが重要であると考えます。新たな人材の確保が急務とは言え、一朝一夕に出来るものではありません。素晴らしい人材を発掘するためには青年会議所や個人の情報だけでなく、パートナーシップを持つ団体との情報交換をさらに進め、その情報を共有することでネットワークを拡大する必要があります。

 しかし、量的な拡大に務める事だけが重要なわけではなく、志を同じく、共に成長していきたいと考える人材を仲間として集めるためには、現役メンバーの資質向上も重要です。メンバーが活躍すれば、新たな仲間が組織に魅力を感じてくれると確信しています。

 現状を直視し、今の時代にあった最善の方策をもって新たな会員の拡大に向き合います。そして、会員数の減少という大きな課題をメンバー全員で共有し乗り越えるため、会員拡大室を設けます。委員会の枠にとらわれず、スムーズな情報共有と機動力を以って次代へつながる活動を行います。

【むすびに】

 新型コロナウイルスに起因する問題は、想像しうる以上に生活や社会へ影響を及ぼし、我々もまた、事業の自粛など異常事態ともいうべき状況に陥りました。しかし、これをきっかけにJC運動・JC活動だけでなく、JCに対する考え方や取り組みに大きな変化がもたらされました。

 青年会議所は意識を変革する団体と言われます。我々が変われば周りの人間も社会も変わると考えます。新型コロナウイルスという危機に直面し厳しい状態が続く中、先駆者たるべく立ち止まることなく進んでこそ青年であり、未来を切り開いていくものになれると信じます。

 新しい価値観、新しい見識、日々変化する時代の中で我々は何が出来、何を求められ、何をするべきなのか。ピンチをチャンスに変え、手間を惜しまず一つひとつを確実に進め、明るい豊かな社会の実現に向け邁進します。

 本年、「次代へつなぐ」~新しい一歩を踏み出そう!~のスローガンの下、全てに介在する「人間」を第一に考え、新しい生活様式の中での新たな可能性を見出すため、「間」を踏まえたJC運動・JC活動を展開します。

すべては次代へつなぐために。

事業計画

・まちづくり事業

・青少年健全育成事業

・人財育成事業

・組織の拡大

・各種会議の円滑な運営

・積極的な広報活動


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