2018年度 公益社団法人 須賀川青年会議所



公益社団法人
須賀川青年会議所
〒962-0844
福島県須賀川市東町59-25
TEL 0248-76-7083 
FAX 0248-76-3292
info@sukagawa-jc.jp



2018年度 公益社団法人須賀川青年会議所 理事長所信

雲外に蒼天あり

~困難を恐れず行動しよう~



     第 54 代理事長 荒川 記行 




【はじめに】       
    私は2011年に(公社)須賀川青年会議所の門をたたきました。そう、あの忘れもしない東日本大震災の発災直後です。当時私は、自らの住まう地域の惨状を目の当たりにし、何かをしたいという想いを持ちながらも、日々の生活に精一杯で何もできず、非常にもどかしい気持であったことを、鮮明に記憶しております。そんな折、(公社)須賀川青年会議所に入会させていただき、 同じ志を持ったたくさんの仲間達と出会うことができました。そして、地域問題解決の一助となるべく、地域の為に、未来の為にと、仲間達と議論を重ね、様々な試みをしてきました。 あれから7年、改めて強く感じたことがあります。それは、一朝一夕に解決できる問題などないこと、だからこそ、我々は地に足を付け、一歩ずつ着実に前進していくしかないこと、です。       

    「夢を見るがいい、試すがいい、失敗するがいい、成功するがよい」       
 これはある作家が愛する息子に向けて言った言葉です。一見すると単なる文章の羅列にも見えますが、その流れを読み解くと、そこには深い意味があることが感じられます。そしてその真意は、我々青年会議所の運動・活動の本質とも相通ずるものなのではないでしょうか。 我々青年会議所は失敗や困難を恐れずに立ち向かい、その先に必ずやあるであろう明るい豊かな社会を目指す団体です。この地に多くのものをもたらしてくれた先輩諸兄に敬意を表すとともに、常にさらなる進化を追い求めなくてはなりません。それが我々の責務なのです。この事を強く心に刻み、メンバー一丸となって一年間活動して参ります。       

【 愛郷心が溢れるまちへ】     

  「あなたはまちの魅力を知っていますか?」     
  「あなたはまちが好きですか?」      

 「愛郷心」という言葉があります。愛郷心とは、文字通り郷土を愛する心です。愛郷心が溢れるまち、それは地域に誇りを持ち、互いを想い合い、人々が堅い絆で結ばれた、誰もがそこで住み暮らしたくなる、理想のまちです。我々(公社)須賀川青年会議所の活動エリアであるいわせ須賀川は、須賀川市、鏡石町、天栄村の3市町村に渡ります。まちづくりに関して、3市町村それぞれに問題、課題はあるでしょうが、地方都市にとって共通し最優先に解決しなくてはならない問題の一つとして、まず若者の流出、それに伴う人口の低下、過疎化があげられます。ここいわせ須賀川に関して言えば、東日本大震災に伴う原発事故により転出を余儀なくされた、大都市への憧れ等、その要因は様々あるかと思います。しかしながら、この問題をここいわせ須賀川だけの問題としてではなく、日本全国の地方都市の問題として捉えた場合、その解決の鍵は「愛郷心」にあると考えます。では、より郷土を愛してもらうにはどうすればよいのか。それは地域の文化や歴史、特色を深く正しく知ってもらい、自分達が住み暮らす地域に誇りを感じてもらうことではないでしょうか。 ここ、いわせ須賀川には数多の有形無形の地域資源が存在します。美しい景観も、歴史的な文化遺産も数多く存在します。さらには、今まで築き上げられた人と人との繋がりも、一つの地域資源と言えるでしょう。まずはその地域資源を深く理解する努力をしましょう。そして、その活用方法を徹底的に勉強し、議論しましょう。それらを有効に活用し、地域資源を愛し、誇りを持ってもらえる活動を行うことが、必ずや、住む人たちに愛郷心を育んでもらうきっかけとなるはずです。笑顔と愛郷心があふれる、そんな豊かなまちを目指して、一歩一歩推し進めて参ります。

【未来を育む】

 「未来」・「希望」をイメージした時、何を思い浮かべますか?私がイメージするもの。それは、陽が降り注ぐ美しい街並み、人々の笑顔、そして健やかに育つ子供達です。子供達は、未来の象徴であり、地域の宝です。子供達には健全に育つのは勿論のこと、いずれ地域を牽引していってもらわなければなりせん。しかしながら、インターネット等コミュニケーションツールが発達した結果、人と人との付き合いが苦手で、自分の世界から出るのを恐れる子供達が増えているように感じます。  我々(公社)須賀川青年会議所は、これまで様々な手法で、子供達の健全育成の一助となるべく、運動を展開して参りました。とりわけ「少年探偵団」の名称で親しまれてきた事業は、参加者同士で様々な交流をしていく中で、近年その低下が問題となっている、子供達の自主性や協調性を育て、コミュニケーション力の向上を図るとともに、県内の子供達には、より自分たちが住むいわせ須賀川地域を深く知ることで、愛郷心を育んでもらおう、また、県外からの参加者には福島を直接感じてもらうことで、少しでも福島を知ってもらおう、好きになってもらおうという目的で開催してきました。そしてこの事業は、通算40回を超える事業となり、地域での認知度も高まりつつあると実感しております。 しかしながら、我々は先輩諸兄が築いてこられたものに胡坐をかくことなく、変わらなければならないものと守るべきものを的確に判断し、常に新たな試みに挑戦していかなければいけません。そこに困難があろうとも、歩みを止めるわけにはいきません。困難の先には、子供達の笑顔と共に、必ずや明るい豊かな未来が広がることを信じ、青少年健全育成事業を行ってまいります。

【ひとを育て組織を育てる】

 20歳から40歳までの限られた時間の中でしか活動できない青年会議所にとって、会員数の拡大は大きな課題となっております。ピーク時には100名を越した当青年会議所のメンバーも、現在は50名足らずとなっています。経済の低迷や人口の減少にも起因し、会員が減少するのはごくごく自然なことなのかもしれません。しかしながら、地域にはまだまだ同じ志を持ち、新しい仲間となり得る青年達がいることも、紛れもない事実です。新たな仲間との出会いは、組織としての活動の幅を拡げてくれます。新たな知恵がもたらされ、新しい発想により、より魅力的な運動・活動ができます。  また同時に、我々は人財育成にも精力的に取り組まなければなりません。新陳代謝の活発な青年会議所は、時として多くの経験年数が浅いメンバーで構成されることとなります。そのメンバー達に青年会議所の理念を伝え、組織や歴史を理解してもらうことで、同じ目標に正対することができます。  組織の拡大と人財の育成、それは非常に重大な課題です。我々はその課題に対し、多角的な視野を持ち、柔軟な思考を持つことで解決の糸口を探さなくてはいけません。それが我々の目指す明るい豊かな社会への大きな一歩になると確信しております。今までの経験を有効に活用し、今年度も引き続き、組織の拡大と人財の育成双方を精力的に行って参ります。

【見えない力で輝く組織】

 青年会議所は「会議に始まり、会議に終わる」と言われます。最高意思決定機関である総会をはじめ、月一回以上行われる例会、さらに理事会、三役会等の各種会議は、我々の活動の基礎とも言える重要なものです。これらを円滑かつ的確に運営すること。それは青年会議所の運動・活動全てに通じます。 また、地域住民や関係団体の皆様のご理解や共感を頂く為に、効率よく外部へ向けて我々の運動、活動をアピールすることも非常に重要です。ホームページやSNS等、様々なツールを用い、多くの賛同を得ることで、より充実した事業を展開できる可能性が拡がります。また、我々の運動・活動が、同じ志を持った青年の目に留まり、組織の強化、そして事業の充実につながる可能性もあります。  運営と広報、それはどちらも決して目立つものではないかもしれません。しかしながら、その見えない力により、組織が揺らぐことなく活動できる。それが組織の根幹たる所以なのです。

【むすびに】

今年度はスローガンを「雲外に蒼天あり」といたしました。困難を乗り越えようとすれば、また更なる困難が待ち受けるでしょう。それはまるで、厚く覆われた雲のようです。しかしながら、その雲の先には、必ず晴天があります。戦後間もない時代に「日本の再建は青年の責務である」との考えから日本青年会議所を立ち上げられた先人達、さらには、明るい豊かな社会の創造を目指し、当地に(公社)須賀川青年会議所を立ち上げ、多くのものをもたらしてくれた先輩諸兄の熱い情熱と強い志を受け継ぎ、厚い雲を振り払い、光射す明るい未来が眼前に拓けるその日を信じて、我々は走り続けます。


事業計画

・愛郷心を育む事業
・未来を育む事業
・人財を育成する事業
・組織の拡大
・各種会議の円滑な運営
・積極的な広報活動  

Copyright(c) 2013 Junior Chamber International Sukagawa. All Rights Reserved.